「わぁい 目がふたつのウナギなんて何年ぶりかしら」
いきなり東方ネタでごめんなさい。
さてさて。今回は実質、2013年第一回目の更新です。
昨年末から今年にかけて、いろいろと届いているんですが・・・
今回はねんどろいどでもfigmaでもなく、小物を取り上げることにしました。
箱買いした小物の開封記事って、あんまり考えなくても写真が増えるから大好きw
それでは、お時間があれば以下よろしくお願いします!
というわけで、今回はORCARAのミニチュアセット、「甲殻屋 日本料理」BOXを開封してまいります。
figmaやねんどろ、ドール等と合わせるミニチュアと言えば、なんといっても「リーメント」がメジャーですが、今回取り上げた「ORCARA」も、なかなか気になるラインアップを展開しています。フィギュア・小物コレクターの間でこそ「ORCARA」の名は知れていますが、一般的な知名度はリーメントになかなか及ばないのが現状という気がします(そもそもリーメントに一般的知名度があるかどうかは別として・・・)
ただ、ORCARAの商品は純粋に日本だけをターゲットとしていないためか、商品の表記が中国語のままだったり、主な入手先がネット通販に特化していたりと、食玩という形で誰の目にも触れる機会のあったリーメントに、知名度で劣るのは仕方のないことかもしれませんが。
BOXを開封すると、中には小箱が8つ入っています。
たぶん、BOX買いで全部揃う仕様だと思いますが・・・確実かどうかは不明です;
何やら中国語の注意書き。
内容は日本料理だけど、外箱は中国語表記ってなんか不思議!
漢字なんで、頑張ったらなんとなく意味がわかるとこが面白い。
「和食要求色自然、味鮮美、形多様、器精良」とか。あーなるほどね、って感じです。
内容物はこの8種類。
ちっちゃいもの好きとしては、リーメントがキャラ物に走った今、こうした「ポスト・リーメント」なメーカーにどんどん出てきて欲しいものです。
でもリーメントも頑張ってね。エキナカスイーツ予約してるし、今後のラインナップに期待。
と、いうわけで開封一発目。
ウナギの蒲焼(うな重)でございます。
重箱は蒔絵まで思いのほか丁寧につくられてます。ちょっとお箸が大きすぎる気もしますが。
肝吸いの器にも小さいながら蒔絵がしっかり付けられていて、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。
figmaと合わせた大きさ比較は、トップ絵のほうで見ていただくとして。
こちらはリーメントのぷちサンプルシリーズ「おかえり ごはんできたよ」のサンマと合わせてみたところ。
で、さらにうな重もあわせてみた。超ごちそう。
似たスケールの商品なのに、吸い物椀のサイズがかなり違うな。
リーメントはサンマがかなり丁寧に作られているけど、味噌汁はなんとなく残念な感じ。
対してORCARAはお重はりっぱだけど、蒲焼はそれほどでもない・・・
とはいえ、ミニチュアとしても、フィギュアと合わせる小物としても、どちらも十分なデキだと思います。
もちろん、ねんどろと合わせても面白い感じに使えそう。
続いて二箱目。
・・・漢字からはなんの料理かサッパリですが、トンカツです。
トンカツって、あんまり和食って感じしないんですが、明治時代に日本で生まれた料理らしいです。
トンカツに茶碗蒸しってどうなの、って気もしますが、よくできてます。
茶碗蒸しをすくうレンゲも、掬う部分までちゃんとつくってありますし。
大粒の梅干しがちょこんと乗せてあるご飯も面白い。
トンカツはカット面もちゃんと再現してあります。
カットレモンは写真だとわかりにくいですが、クリアパーツを使って、果肉の透明感を再現してあります。
今回取り上げたミニチュアは、どれもとにかく細かいんで、取り扱いにはピンセット必須って感じ。
小さすぎて、モノによっては盛り付けがたいへん。そこがまた面白いとこなんだけどw
続いてざる蕎麦です。
結論から言うと、今回のシリーズで一番残念な出来だったのがこのざる蕎麦。
薬味のワサビと大根とか、そういう小物はとってもよかったんだけど・・・
肝心の蕎麦が!蕎麦が不味そうなんだよなぁ。このサイズで麺類は鬼門なのかもしれない。
ただ、徳利とおちょこ、蕎麦をのせる「ざる」の出来はなかなか。めんつゆもクリアパーツ使ってていい感じ。
続いて・・・でました!
和食と言えば寿司!「Sushi」と言えば世界で通じてしまうという、キング・オブ・和食ってやつですね。
世界各地でアレンジ「Sushi」が開発されるのも、料理としての「寿司」が愛されている証拠。
先日、イタリア人シェフの創作寿司をテレビで見ました。コーヒー味の寿司とか、日本人にはなかなか思いつかない「Sushi」が出てきて、いっぺん食べてみたいなと思ったものです。
どこかに世界各地のアレンジSushiを食べさせてくれる料理屋とかないかな。
この大きさでこの完成度はなかなかすごいんじゃないでしょうか。
これ、ピンセットなしではゲタに並べるのすら困難な大きさです。
いくらのツブツブ感、紅しょうがの花等々、小技も効いててかなり良い出来と思います。
ためしにいろいろなミニチュア寿司を並べてみました。
左からリボルテック・ジュンに付属の寿司、真ん中がリーメントの「新鮮 回転寿司」です。
こうして並べると、ORCARAの寿司の小ささが際立ちます。
タマゴだけ取り出してみたところ。
リボのタマゴは、この中では一番ディフォルメが効いてますが、どこいつのフィギュアに付く小物として考えれば、完成度はかなりのもの。
リーメントとORCARAはミニチュアとしての完成度は互角、小物としての使い勝手は、何と合わせるか次第というところですね。
figmaあんこちゃんとORCARA寿司。
ミニチュア最小サイズとも言えるORCARA寿司でも、figmaと合わせると大きめのオニギリくらいのサイズになってしまいます。
とはいえ、そこまでリアルにサイズを合わせる必要はないので、これで十分。
関係ないけどやっぱりあんこちゃんはいいなぁ。
もしRAH佐倉杏子が出たら絶対買うんだけど、出るかなぁ・・・
対して、ねんどろいどの場合は適正サイズの考え方がずいぶん違います。
この場合、リーメント寿司のほうが小物としては映えるような気がします。
私見ですが、ねんどろいどのようにディフォルメが強いフィギュアの場合、小物のサイズはちょっと大きめくらいのほうが「らしい」感じが出て面白いです。
続いて秋の味覚、サンマです。
サンマって和食の範疇なの?外国じゃ食べない?
七輪がいい感じ。
ここまで見て気づいてる人もいると思いますが、箸もバリエーション豊かです。
レモンはやっぱりクリアパーツが使ってあってリアルです。
細かい仕事のしてある七輪。
微妙に誤字脱字があるのが中国クオリティw
しかしこのサンマ・・・
何か違和感がある。いまひとつサンマっぽくないというか。
リーメントと並べてみると、やっぱりリーメントのほうがサンマらしい。
ORCARAのほうはなんとなく中国料理の魚っぽい気がしてくるから不思議。
「サンマに大根」という、基本中の基本を抑えたリーメントに対して、「焼き魚にレモン」という、間違ってはないんだけど微妙に惜しいORCARAなのでした。
続いてすき焼き。
すき焼きってもともと「牛鍋」なのに、なぜか中国語表記では「鶏素焼」になるようです。
なんで鶏なんですかねぇ。
いろいろ応用が効きそうなカセットコンロを始めとして、冷や奴、溶き卵等々、こちらもなかなか優秀なミニチュアとなってます。
特にカセットコンロは、このサイズでカートリッジが取り外せるという神仕様となっております。
中国人すげー!
ガスパン遊びは危ないのでやめましょう。
今時こんなことするヤツおらんやろー、って思ってたら、今でもやるヤツはいるようで・・・
続いて、これも和食の定番。天麩羅。
ちょっと天つゆが大きすぎる気がしますが、土瓶蒸しらしき入れ物とか、天麩羅のかごとか、それぞれ丁寧に作られてると思います。
肝心の天麩羅の色が濃すぎる気がしますが、こんなもんですかね。関東だとこのくらいなのかも。
いよいよラスト。ワンボックスですべて揃ってホッとしてます。
最後は刺身でした。
刺身船と日本酒。呑める人にはたまらない組み合わせではないかと。
刺身の出来がまたいいんですよね。ピンセットでチマチマ盛り付けるんですが、出来のいいミニチュアだと、めんどくさい作業も楽しくできちゃいます。
日本酒はかの有名な久保・・・・・甲です。
銘柄のほうも「長寿」で、「ありそうでやっぱりない」、うまいところを突いてると思います。
裏面。
裏はよくわかりませんが、なんとなくそれっぽいです。
アル添になってるので、モデルは千寿か百寿なんでしょう。
一升瓶はのん兵衛系フィギュア?にはたまらない逸品ですね。
figmaサイズなら大きさはバッチリです。
・・・といったところで、 ORCARAのミニチュアセット、「甲殻屋 日本料理」BOXの開封祭りこれにて終了!
正直、最初は「ORCARAどんなもんだろう?」と、半信半疑で開封してたんですが、思った以上にデキが良かったというのが今の感想です。
ミニチュアとしての完成度はもちろんですが、サイズ的にはリーメントよりもfigmaにマッチしやすいものが多く、このクオリティでラインナップを充実させてくれるといろいろと面白そうな感じです。
ORCARAは、今後も引き続き輸入動向をチェックする価値がありそうなメーカーだと思います!
~蛇足~
「末永みらいの よくわかる にほんご と にほんぶんか」
に にょたいもり
わ わかめざけ
・・・でした!
というわけで、今回はこのへんで。
それではまた次回もよろしくお願いします!
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※今回使用したにんぎょうなど。参考までにリンクしているだけで、必ずしも安いわけじゃないです。古いものはプレミア価格がついていたりするので注意。東方系はマケプレではなく販売店舗で買えば定価で購入可能です!